アコーステイックギター製作工程「型枠(モールド)」
 600mm x 455mm 厚さ24mmのランバーコア3枚です。ホームセンターでは売っていなかったので、ネットで注文。 1820mm x 910mmを6枚にカットして貰いました。
 一番上になる板の中央に縦線を引き、テンプレートを合わせて置く。サインペンで輪郭を写し取ります。 これをコーススレッドで3枚を固定。75mmのコーススレッドしかなかったので、充て木をしてます。
 中央線に沿って鋸でカット。垂直に、丁寧に、ヒーハー言いながら。(当方のバンドソーでは懐が狭く入らない。)
 今度はバンドソーで輪郭に沿って切り出します。小生もバンドソーもヒーハー言ってました。 切り口はガコガコです。
 切り出しも終わったので、タイトボンドで接着します。別にコーススレッドだけでもいいと思いますが念のため。
 すぐに、コーススレッドを入れなおします。そしてクランプ。 これからが大変な作業が待っているんです。
 モールドの内側を表の面と垂直になるように、3枚の内面が滑らかになるよう紙ヤスリを掛けます。 紙ヤスリを丸めて見たり、缶コーヒーの缶に巻きつけたり。
 内面の周りにφ7mm位の穴をボール盤で開けます。これは、表板、裏板を側板と接着するときに使用するスプールクランプの棒を 通すものです。隣どうしがぶつからない様にします。写真ではワッシャーが下にありますが、間違いで蝶ネジの直下に入ります。
 横から見た写真です。
 最後に2つに分かれているモールドを1つに固定します。後の工程で、側板をこのモールドに合わせながらベンディング(曲げる)し、 モールドに固定します。
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