アコーステイックギター製作工程「ネックの加工」
 ネックの形を罫書き、手動糸鋸で切り出します。ネック巾はナット部分で43mm、14Fで54mm。罫書いた線より少し(0.5mm位)大き目に カット。ヘッドの長さはナット後ろから160mm位です。
 ナットの裏、ヘッドの付け根にはボリュートがあるが、やめるかも!?
元々、1枚の板からヘッド部分をカットし、反転して張り合わせた場合の補強の意味があった様だが、今回は飾りとして......
 ヒール部分です。今回からネックの接合はクラシックギター風?、スペイン風?にして見ます。
14Fの位置にサイド板が入る溝を、しかもネック角度として1度取るために指板面に対して直角ではなく、ヒール下部で1.5mm程ナット寄りに ずらして加工。この精度を出すのが思ったより難しい。次回からはちゃんとした治具を考えなくては!
 ヒールの木口面にシェラックを塗ります。気分的に。
 写真手前にあるのが、バック材の端材。これを天神板に使います。
 ヘッドの形に合わせて大まか(少し大き目)にカットし貼り付け。なんじゃ!このクランプのお化けは!
 ペーパーで面一にして、角も丸く整えます。
 今回は、表板のブレーシングを写真の様にしているので、ヒールブロック上部にブレーシングが入る溝を掘っています。 実は、横ブレーシングにトラスロッドの頭が入る様に穴を開けていたが、溝を掘って、当てて見るとトラスロッドの頭が邪魔して じぇじぇ!切るしかない!
トラスロッドの装着方法を改良しなくては!!
全部まだ荒加工ですが、ヒールのシェイプだけは側板を接着する前に完全にしておかなくては!
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