アコーステイックギター製作工程「指板の加工」
 シャム柿(ジリコテ)です。ヤフオクで手に入れました。非常に硬く、写真の様に模様が入っています。
ネックに合わせてカット。14Fからサウンドホールまでは100mm。若干長めに。
 厚さは6mm弱に落とします。ドラムサンダーに通すと....シャム柿の黒い模様部分がヤニの様にサンダーベルトにこびりついた(泣)
仕方なくベルトサンダーで。
 今回はネックにも白バインディングを入れようと思います。厚さ1mmなので両側を1mm程ネックより細くしています。
 指板には両端が少し薄くなるようなラウンドが付いています。写真のように、16インチのRが付いたペーパー治具でひたすら擦ります。
 フレットの溝を切っています。今回使うのは一般的?な巾2mm、高さ1mm、足(溝に入る部分)の巾0.6mm、深さ1.5mmのものです。
溝切専用の鋸に合わせて、垂直に、ぶれない様に、深すぎない様にと作った簡単な治具です。
ピッチを計算(ピッチの詳細はこちら)して罫書き、合わせてひたすら切ります。
 厚さ1mmのCABバインディングを貼ります。
 タイトボンドでは接着力が弱いようです。写真の接着材を使っていますが、瞬間接着剤でもOKと思います。(やりずらい!)
 貼り終えました。乾燥を待ちます。
 スクレイパーでバインディングを削ります。はみ出した接着剤も。#400、#800、#1000で磨いておきます。
前へ 製作目次へ 次へ