16.バインデイング
(2006/03/12)
バイデイングとは、ギターの箱(胴体)の角を綺麗に見せるためと保護する役目が有るそうです。又、このバインデイングの内側にパフリングと呼ばれる本当の装飾(アバロンとか)を入れる様なのですが今回は入れません。シンプルにします??というかシンプルにしかようしませんです。表板側から、トリマーのガイドを何度も調整しながら掘っていきます。これは結構、熟練を要するようです。本当は、掘る前にカッターの様な刃で切り込んで掘りたかったのですが、道具(バインデイング、パーフリングカッター)が無かったのでとにかくやってみました。結果は、自ずと知れた、写真の通りです。何とかヤスリで補正しています。
(2006/03/19)
ホームセンタで買ってきた巾30X長さ20X厚さ5mmの黒檀があったので、これをエンドピースにしようと思います。ただ、厚さが5mmあるので2mmから3mmの間の厚さにしなくてはいけない。(ゴシゴシはいや!)そこで、トリマーで厚みを落としてペーパーで平面を出します。ふと気が付くと、そこら中が真っ黒くなっています。掃除機で吸い取って続けます。(黒檀と言うだけあって本当に真っ黒なんですね!?)箱のエンド部分も、中心線(表、裏板のブックマッチの線と、側板の左右の張り合わせの線が一致しているはずなのが0.5から1mm程ずれています。もうどうしようも無い!)を中心に罫書いて、線にそってカッターで切り込みを入れます。そして、又、トリマーで黒檀の厚さより若干薄目に掘ります。ピタッと入ったら(?まあ何とかはまれば・・・)接着です。
表、裏を堀終えた頃、やっと要領がつかめてきました。今まで全てそうです。要領が判った頃には終わり近く、失敗だらけ!ええい、経験、経験?!バインデイングを接着するには、胴体のカーブに合わせて曲げなくてはいけないのですが、ちょっと深く曲げるとボキッと折れてしまいます。ここで以前側板を曲げるのに使ったベンデイングマシーン(???)を組み立てます。慎重に、水に浸しては優しく曲げます。無理なくカーブに沿わせることができればOKです。表、裏、左右計4本作ります。
胴体の掘った溝を綺麗に掃除して、接着開始。溝にタイトボンドを指で塗って張り付けます。はみ出たボンドは濡れ雑巾で綺麗に拭き取りながら、マスキングテープで固定。左右は中心線できっちり合わせます。胴体のくびれの部分が、深く削りすぎていて、側板の表面より中に収まってしまいました。後で何とか修復できる?でしょう。