初めてのバイオリン製作工程「表板の製作」
表板ではありませんが、ここで裏板のブックマッチ(接ぎ合わせ)をしておきます。
2枚の板(今回はハードメープル)の接合面を、隙間の無いように加工しボンドで接着します。
表板ですが、シトカスプルースの1枚板が手に入りました。
1枚板がいいのかどうか分かりませんが.....
ここで、4mm強のワッシャーを探しています。
写真の様に、ワッシャーの穴に鉛筆の先を突っ込んで、外形の沿って罫書きます。
バンドソーで切り抜きました。罫書線を残す位に。
左右をカンナで削りました。とりあえず、先のことは分かりませんが。
外周から、センターのクビレの部分で6mm、その他で12mmの位置に罫書ます。
つなぎ部分は滑らかに。
罫書いた線の外側を6mmまで平坦に削ります。鑿と彫刻刀ではちと、きつい!
なんとかここまで来ました。
まず、UpperからLowerまでの曲線を、右のテンプレートに合わせて掘り出しました。
左のテンプレートは、直行する曲線用です。
テンプレートを当てては削る繰り返し。彫刻刀、四方ぞりカンナで。心が折れそうになります。
なんとか粗削りが終わり(?)、紙タスり(#120)で表面を整えます。
今度は、裏側を掘ります。
図面から厚さの等高線を写し取ります。適当です。どこの厚さがどれ位か、タッピングしてみてもどういう音がいいのか 解らないので.......
またまた、一心不乱に掘ります。カンナを握る手が云う事を聞かなくなります。
やっと堀り終え、紙ヤスリとスクレーパーで整えます。
f孔のテンプレートを作り、表板に罫書く。ここも適当な位置ですが。
f孔のテンプレートを作り、表板に罫書く。ここも適当な位置ですが。
ドリルでできるだけ多く穴を開ける。後はナイフを駆使して。
表板の完成(とりあえず)です。
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